はがきちゃん

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年賀状の書き方・送り方

年賀状の書き方の基本

1. 文頭に「謹賀新年」などの賀詞を大きめに書きます。
2. 無事の越年を喜ぶ言葉・日頃のお付き合いへの感謝・近況報告などを簡潔に書きます。
3. 今後の指導や変わらぬ親交を願います。
4. 相手の健康・幸福や繁栄を祈ります。
5. 日付は年号から書きます。西暦でもかまいません。
6. 一言の添え書きは、小さめの字で短くまとめましょう。

年賀状サンプル

< 今後の指導や変わらぬ親交を願う言葉 >

  • 「本年もご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。」
  • 「本年も変わらぬお付き合いのほど宜しくお願いいたします。」
  • 「本年も一層のお引き立てのほど宜しくお願いいたします。」
はがきちゃん

年賀状には用件は書きません。

< 相手の健康・幸福や繁栄を祈る言葉 >

  • 「皆様のご多幸と繁栄をお祈り申し上げます。」
  • 「皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」
  • 「貴社ますますのご発展と社員皆様のご活躍を祈念いたします。」
はがきちゃん

相手の健康・幸福や繁栄を祈る言葉は、年賀状本来の意味からすると、最も大切な言葉です。

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賀詞いろいろ

「賀詞」は本来、年賀に限らないお祝いの言葉のことですが、特に年賀状に用いる新年を祝う語句を指して「賀詞」と呼んでいます。
「迎春」など、漢字一文字・二文字の賀詞は簡略化されたものであり、目上の人から目下の人へ新年を祝う意味で使われることが多いようなので注意しましょう。
目上の人への年賀状には、つつしんだ気持ちやへりくだった意味の文字・言葉を含んだ四文字の賀詞や文章の賀詞を用いましょう。

賀詞の例

例:謹(相手を尊ぶ)、敬(尊んで礼をつくす)、恭(礼儀正しく丁寧)、謹んで、申し上げます

おめでたい表現を控えたいときに、賀詞に変わる言葉は、以下をご参考に。

>> 年賀状特集 > 年賀状の基本 > 年賀状のマナー「祝いの言葉を使わない例」

< 目上の人に向けた賀詞の例 >

漢字四文字の賀詞
  • 「謹賀新年:謹んで新年をお祝いします」
  • 「恭賀新年:うやうやしく新年をお祝いいたします」
  • 「謹賀新春:謹んで初春をお祝いいたします」
  • 「恭賀新春:うやうやしく初春をお祝いいたします」
文章の賀詞
  • 「謹んで初春のお慶びを申し上げます」
  • 「謹んで年頭の御祝詞を申し上げます」

< 目下の人や、親しい間柄の人に向けた賀詞の例 >

漢字一文字の賀詞
  • 「寿:おめでたいこと、祝い」
  • 「福:幸せ」
  • 「春:新年、年の初め」
  • 「賀:祝い」
  • 「禧:よろこび」
漢字二文字の賀詞
  • 「賀正:正月を祝う」
  • 「迎春:新年を迎える」
  • 「寿春:新年を祝う」
  • 「初春:新年、年の初め」
  • 「頌春:新年をたたえる」
文章の賀詞
  • 「あけましておめでとうございます」
  • 「新年おめでとうございます」
  • 「新春のお慶びを申し上げます」
  • 「新年の御祝詞を申し上げます」

< 英語の賀詞 >

< 英語の賀詞 >

  • 「A Happy New Year : よい新年を」
  • 「A Start of a New Year : 新しい年の幕開け」
  • 「Happy New Year : 新年おめでとう」
  • 「May You Your Happiness of this Year : 今年もあなたに幸福あれ」
  • 「New Year's Greetings : 新年のご挨拶」
はがきちゃん

西欧では一般にクリスマスと新年のあいさつを一緒にします。「A Happy New Year」は「よいお年を」という年越し前の挨拶です。年越しの後に届く年賀状には「Happy New Year」と書きましょう。

>> 年賀状特集 > 年賀状の基本 > 海外への年賀状

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年賀状で避けたい表現

< 年賀状の忌み言葉 >

「枯れる」「衰える」「破れる」「失う」「倒れる」「滅びる」などは使いません。
「去る」も避けたい言葉なので、「去年」ではなく「昨年」「旧年」などとしましょう。

< 賀詞や年号を重複させない >

サンプル素材などに賀詞が含まれていれば、さらに賀詞を書く必要はありません。賀詞を使ったら、添え書きには賀詞を書かないようにしましょう。
「元旦」や「一月一日」も重複しないようにしましょう。 年号は西暦で表記してもかまいませんが、元号と西暦の併記はしません。

< 間違いやすい表現 >

意外と知らずに使ってしまっている年賀状の間違いはこちら。

×「新年明けましておめでとう」
○「明けましておめでとうございます」

「新年」と「明けまして」の意味が重複しています。

×「○○年 一月元旦」
○「○○年 元旦」

元旦は1月1日の朝という意味なので重複表現です。

×「A Happy New Year」
○「Happy New Year」

日本国内で年越しの後に届く年賀状には「Happy New Year」と書きましょう。

年賀状で避けたい表現

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宛名の書き方

1. 住所

郵便番号の小枠の右側2つの中心に合わせるとバランスがよくなります。
他都道府県の住所へ送るときは、都道府県名から書き始めましょう。住所を省略すると、失礼な印象を与えかねません。判る範囲で省略せず正確に記載してください。
番地などの数字は、縦書きには一般に漢数字を使います。

2. 建物名・会社名

住所の文字よりひと回り小さい文字で、住所より少し下げて書きます。
ビル名やマンション名が分かれば、省略せずに記載しましょう。

宛名の書き方 - 建物名・会社名

3. 敬称と肩書き

「敬称」は差出人からみて相手がどのような関係であるかを表すものであり、「肩書き」は会社や組織の中での社会的地位です。
会社などの個人に宛てるときは、社名や部署名には敬称を付けず、名前にのみ敬称を付けます。
肩書きに敬称は付けません。「社長様」「部長様」と書くのは間違いです。
個人ではなく会社の部署などに宛てるときは、部署名のみに「御中」を付けます。

< ○正しい例 >
○○株式会社 △△部 部長 葉書大介様
○○株式会社 △△部御中
○○株式会社御中
< ×間違った例 >
○○株式会社 △△部 葉書大介部長様
○○株式会社御中 葉書大介様
○○株式会社御中 △△部御中

宛名の書き方 - 敬称と肩書き

4. 氏名

大きめの文字で書きましょう。
郵便番号の3つの大枠の中心に合わせるとバランスがよくなります。

5. 連名

家族や会社の複数人に宛てるときは、それぞれの名前に敬称を付けましょう。
人数が多く名前を書ききれなければ、「○○御一同様」とします。

< ○正しい例 >
葉書大介様・文子様
葉書家御一同様
< ×間違った例 >
葉書大介・文子様

また、連名にするかしないかは相手との関係性で判断し、「この相手には連名で出す」「この相手は連名にしない」といった宛名の使い分けをするとよいでしょう。
例えば、家族ぐるみで付き合いのある相手に年賀状を出す場合は、相手の家族全員を連名で記載します。一方で、相手個人との付き合いしかないのであれば、宛先も差出人もお互いの名前だけにして、特に問題ないでしょう。

宛名の書き方 - 連名

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差出人住所・氏名の書き方

縦書きの場合、切手幅か郵便番号枠幅内に収めましょう。また、差出人の住所・氏名は、宛先の住所・氏名よりも小さめに書きます。 配偶者や子どもなどがいる場合に、差出人を自分の名前だけにするか、それとも家族との連名にするかは迷うところですが、宛名と同様に送り先の相手と家族との間に接点があるかどうかや、相手との関係において主体となる人物を軸にして判断するとよいでしょう。
以下の例を参考にしてみてください。

< 年賀状を出す年に自分が結婚した場合 >

結婚式に出席してくれた知人・友人に対しては、「式に出席いただきありがとうございます」という気持ちを込め、配偶者との連名で出したほうがよいでしょう。また、結婚したことを報せたい相手にも、連名で出します。ビジネス上の付き合いのみで、特別親しい間柄でもないというような相手には、連名を用いず個人名のみにしてもよいでしょう。

< 子どもの同級生の親や、習い事の先生に出す場合 >

子どもが相手との関係の主体になりますので、子どもの名前を連名で記載します。また、同級生の親に出す場合は、宛名にも「子どもの同級生にあたる、相手のお子さんの名前」を連名で記載しましょう。

差出人住所・氏名の書き方

引っ越したときは、住所が変わったことをデザイン面に一言書き添えましょう。
また、出産して家族が増えたときは、子どもの名前にふりがなをふりましょう。

差出人住所・氏名の書き方 - 子どもの名前にふりがな

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「年賀」の朱書き

年賀状に年賀はがき(お年玉付郵便葉書)以外の郵便葉書や私製はがきを使うときは、一般郵便と区別するために切手の下に「年賀」と朱書きします。「年賀」が無いと普通郵便にみなされて、一般の郵便物として年内に配達されてしまう可能性があります。私製はがきを使うときは、年賀切手を貼るようにしましょう。お年玉付年賀切手も発行されます。

>> 年賀状特集 > 年賀状お役立ち情報 > 年賀葉書情報

年賀の朱書きの例

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年賀状の投函時期

年賀状の引き受け開始は12月15日から。年賀郵便を年内の一定期間に出せば、官製はがきなどへの消印を省略(申し出があれば消印)し元旦以降に配達する「年賀郵便特別取扱」は、毎年12月15日から受け付けが始まります。
日本郵便の「2024(令和6)年用年賀葉書などの発行および販売」のお知らせによると、"年賀状を元日にお届けするため、2023 年 12 月 25 日(月)までに差し出しをお願いします。" とのことです。
元旦にきっちりと年賀状を届けるには、12月25日までに差し出しましょう。

>> 年賀状特集 > 年賀状お役立ち情報 > 年賀葉書情報

近年、年賀状は元旦に届けるのが礼儀正しいとされていますが、古くは1月2日の「書き初め」に年賀状を書いていたので、本来は松の内(一般に1月7日までとすることが多い)に届けば失礼にはあたりません。松の内に間に合わなければ寒中見舞いとして送りましょう。

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ビジネス年賀状

会社同士の関係を円滑に保つためにも、年賀状のやり取りは欠かせないものです。
襟を正してきちんと挨拶するいい機会であり、仕事の一環としての年賀状ですので、礼儀正しい文章を書くことを心がけます。
会社のPRは、ほどほどにしましょう。

>> 年賀状特集 > 年賀状の基本 > 年賀状の文例「ビジネス年賀状の文例」

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