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干支(えと)情報 ~2025年・巳(み・へび)年版
干支(えと)とは?
2025年(令和7年)は巳(み・へび)年ですが、「干支は巳(み・へび)」というのは正しくありません。
「干支(えと)」とは、正確には「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の組み合わせです。2025年の場合、十干は「乙(きのと)」、十二支はご存知の「巳(み)」なので、干支は「乙巳(きのとみ)」となります。
今では、干支(えと)といえばネズミ、ウサギ、ウマなどの十二支、と思うほうが話が通じやすいですね。
< 十干(じっかん) >
干支(えと)の「干」は「十干」のことで、以下の10種類です。
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
< 日本語の読み >
- 甲:きのえ
- 乙:きのと
- 丙:ひのえ
- 丁:ひのと
- 戊:つちのえ
- 己:つちのと
- 庚:かのえ
- 辛:かのと
- 壬:みずのえ
- 癸:みずのと
< 音読み >
- 甲:こう
- 乙:おつ
- 丙:へい
- 丁:てい
- 戊:ぼ
- 己:き
- 庚:こう
- 辛:しん
- 壬:じん
- 癸:き
十干は、陰陽五行説に基づいて「木・火・土・金・水」の五行と、「陰・陽」の「兄(え)・弟(と)」に分けたものです。
木(き)は甲・乙、火(ひ)は丙・丁、土(つち)は戊・己、金(かね)は庚・辛、水(みず)は壬・癸。木は、陽である甲が「木の兄(きのえ)」、陰である乙が「木の弟(きのと)」、火は、陽である丙が「火の兄(ひのえ)」・・・と割り当てられます。
「兄(え)」の年と「弟(と)」の年が交互に繰り返していくことから「えと」と呼ばれるようになったといわれます。
< 十二支(じゅうにし) >
干支(えと)の「支」は「十二支」のことで、以下の12種類です。
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
< 日本語の読み >
- 子:ね
- 丑:うし
- 寅:とら
- 卯:う
- 辰:たつ
- 巳:み
- 午:うま
- 未:ひつじ
- 申:さる
- 酉:とり
- 戌:いぬ
- 亥:い
< 音読み >
- 子:し
- 丑:ちゅう
- 寅:いん
- 卯:ぼう
- 辰:しん
- 巳:し
- 午:ご
- 未:び
- 申:しん
- 酉:ゆう
- 戌:じゅつ
- 亥:がい
古代中国で、天球を約12年で1周する木星の運行を目安として、12の方角に分けて名前を付け、1年12ヶ月の暦をあらわしたのが十二支の成立であるといわれます。
十二支にも陰・陽があり、「子・寅・辰・申・午・戌」が陽、「丑・卯・巳・未・酉・亥」は陰で、陰陽が交互に割り当てられています。
字の読めない人も暦を覚えられるようにと、十二支にネズミ、ウシなどの動物を配したと考えられています(タツは想像上の動物ですが)。十二支の動物は、年賀状デザイン素材の定番になりました。
< 干支(えと) >
十干と十二支を組み合わせたものが本来の「干支」です。
十干の最初の「甲」と十二支の最初の「子」の組み合わせ「甲子(きのえね)」から始まり、「乙丑」「丙寅」「辛卯」・・・と続き、「癸亥(みずのとい)」まで60種類あります。
干支がひとまわりして同じ干支が巡ってくると「還暦」です。
「壬申の乱」「戊辰戦争」「辛亥革命」など、歴史上の大事件の呼び方に干支が使われています。おなじみ阪神甲子園球場の名称も、竣工した1924年(大正13年)の「甲子(きのえね)」から。寅年じゃなかったんですね(笑)
今後数年の干支
2025年から2029年までの干支は下記のとおりです。
2025年 | 乙巳(きのとみ・いっし) |
2026年 | 丙午(ひのえうま・へいご) |
2027年 | 丁未(ひのとひつじ・ていび) |
2028年 | 戊申(つちのえさる・ぼしん) |
2029年 | 己酉(つちのととり・きゆう) |