干支(えと)情報 〜2010年・寅(とら)年版
干支(えと)とは?
2010年(平成22年)は寅(とら)年ですが、「干支は寅・とら」というのは正しくありません。
「干支(えと)」とは、正確には「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の組み合わせです。2010年の場合、十干は「庚(かのえ)」、十二支はご存知の「寅」なので、干支は「庚寅(かのえとら・こういん)」となります。
 今では、干支(えと)といえばネズミ、ウシ、トラなどの十二支、と思うほうが話が通じやすいですね。 |
十干(じっかん)
干支(えと)の「干」は「十干」のことで、以下の10種類です。
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
<日本語の読み>
| 甲:きのえ、 | 乙:きのと、 | 丙:ひのえ、 | 丁:ひのと、 | 戊:つちのえ、 |
| 己:つちのと、 | 庚:かのえ、 | 辛:かのと、 | 壬:みずのえ、 | 癸:みずのと、 |
<音読み>
| 甲:こう、 | 乙:おつ、 | 丙:へい、 | 丁:てい、 | 戊:ぼ、 |
| 己:き、 | 庚:こう、 | 辛:しん、 | 壬:じん、 | 癸:き、 |
十干は、陰陽五行説に基づいて「木・火・土・金・水」の五行と、「陰・陽」の「兄(え)・弟(と)」に分けたものです。
木(き)は甲・乙、火(ひ)は丙・丁、土(つち)は戊・己、金(かね)は庚・辛、水(みず)は壬・癸。木は、陽である甲が「木の兄(きのえ)」、陰である乙が「木の弟(きのと)」、火は、陽である丙が「火の兄(ひのえ)」・・・と割り当てられます。
 「兄(え)」の年と「弟(と)」の年が交互に繰り返していくことから「えと」と呼ばれるようになったといわれます。 |
十二支(じゅうにし)
干支(えと)の「支」は「十二支」のことで、以下の12種類です。
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
<日本語の読み>
| 子:ね、 | 丑:うし、 | 寅:とら、 | 卯:う、 | 辰:たつ、 | 巳:み、 |
| 午:うま、 | 未:ひつじ、 | 申:さる、 | 酉:とり、 | 戌:いぬ、 | 亥:い、 |
<音読み>
| 子:し、 | 丑:ちゅう、 | 寅:いん、 | 卯:ぼう、 | 辰:しん、 | 巳:し、 |
| 午:ご、 | 未:み、 | 申:しん、 | 酉:ゆう、 | 戌:じゅつ、 | 亥:がい、 |
古代中国で、天球を約12年で1周する木星の運行を目安として、12の方角に分けて名前を付け、1年12ヶ月の暦をあらわしたのが十二支の成立であるといわれます。
十二支にも陰・陽があり、「子・寅・辰・申・午・戌」が陽、「丑・卯・巳・未・酉・亥」は陰で、陰陽が交互に割り当てられています。
 字の読めない人も暦を覚えられるようにと、十二支にネズミ、ウシなどの動物を配したと考えられています。 十二支の動物は、年賀状デザイン素材の定番になりました。 |
干支(えと)
十干と十二支を組み合わせたものが本来の「干支」です。
十干の最初の「甲」と十二支の最初の「子」の組み合わせ「甲子(きのえね)」から始まり、「乙丑」「丙寅」・・・と続き、「癸亥(みずのとい)」まで60種類あります。
干支がひとまわりして同じ干支が巡ってくると「還暦」です。
 「壬申の乱」「戊辰戦争」「辛亥革命」など、歴史上の大事件の呼び方に干支が使われています。 おなじみ阪神甲子園球場の名称も、竣工した1924年(大正13年)の「甲子(きのえね)」から。寅年じゃなかったんですね(笑) |
今後数年の干支
2010年(平成22年)から2014年(平成26年)までの干支は下記のとおりです。
| 2010年 |
庚寅(かのえとら・こういん) |
| 2011年 |
辛卯(かのとう・しんぼう) |
| 2012年 |
壬辰(みずのえたつ・じんしん) |
| 2013年 |
癸巳(みずのとみ・きし) |
| 2014年 |
甲午(きのえうま・こうご) |
2010年(平成22年)の干支:庚寅(かのえとら)
2010年は庚寅(かのえとら・こういん)。六十干支の27番目です。
還暦を迎えるのは、1950年(昭和25年)生まれの皆さん。
寅年の年男・年女は、
1902年(明治35年)、1914年(大正3年)、1926年(大正15年・昭和元年)、1938年(昭和13年)、1950年(昭和25年)、1962年(昭和37年)、1974年(昭和49年)、1986年(昭和61年)、1998年(平成10年)
生まれの皆さんです(※誕生日が元旦から節分までの人は前年の干支とされています)。
庚(かのえ・こう)
「庚」は十干の7番目、「金の兄」。陰陽五行で「金」性の「陽」に当たります。金は金属や鉄で、「庚」は、斧や刀など大きくて硬い金属を象徴するそうです。
「庚」の字は更(あらたまる)で、草木の成長が行き詰まり、新たな形に変化しようとする状態を表しているそうです。
恵方は西微南
その年のラッキー方位である「恵方(えほう)」「明きの方(あきのかた)」は、十干に基づき決まります。
2010年ほか「庚」の年の恵方は庚(かのえ):申酉の間の方位で、西と西南西の間になります。
恵方には、その年の福徳を司る神・歳徳神(としとくじん)が降臨し、立春から節分までの一年間、諸々のことに大吉とされる方位です。
 節分の「恵方巻き」を食べるとき、福の神がいる方角を向きますね。2010年の節分には、やや南寄りの西を向きましょう。 |
寅(とら・いん)
「寅」は、十二支の3番目。陰陽五行で「木」性に当たります。季節は新春を迎える旧暦の1月、方位は東北東が割り当てられます。動物は虎(とら)になっています。
「寅」の字は「動く」意味で、春が来て草木が発生する状態を表しているそうです。
月は2〜3月頃
古代中国では、冬至を含む月(旧暦の11月)が年初とされていました。十二支の先頭である「子」が11月に割り当てられ、3番目の「寅」は1月に当たります。旧暦の1月は現在の暦の2〜3月頃で、春は名のみの早春です。
方位は東北東
方位を12分割して、十二支が配当されました。先頭の「子」が北になり、北北東に「丑」、東北東に「寅」、東に「卯」・・・という具合に割り当てられました。「寅」の方位は東北東です。
時刻は4時頃
十二支は、日や時間にも配当されました。日には干支が順に割り振られています。
時間では1日を2時間ずつ12分割して、真夜中の0時を中心にした23時〜1時の「子」の刻から、21時〜23時の「亥」の刻まで十二支が並びます。「正午」12時は「午」の刻・11時〜13時の真ん中です。
「寅」の刻は、午前4時を中心にした3時〜5時です。
 「ごうのとら」は「五黄の寅」で、九星が「五黄土星」で干支が「寅」の年。2010年は寅年でも八白土星の年なので、いわゆる「ごうのとら」の年ではないです。 |
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